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乗り間違えから復帰までに3時間!? インドの駅は「超難解なダンジョン」

さくら剛

2020年02月25日 公開

 

旅は気まぐれ風まかせ

それからオレが目的地と真逆の方向へ向かう3時間をどういう気持ちで過ごしたか、もう今となっては記憶には無い。

しかし、なにしろオレは真っ白な頭におじさんと車掌の指示を詰め込み、3時間後にジョルガオンの駅で下車し、また3時間かけてマンマドまで引き返すために、オレは電車を待った。

ジョルガオンで折り返しの電車を待つ。そしてオレは逆方向から来た電車に乗り、呑気に3時間ガタガタ揺られ、再び中継地点のマンマド駅へ戻った。

1日が終わり、6時間ほど電車に乗っていたにもかかわらず今朝と全く同じ駅へ。本来乗るはずだったバンガロール行きの電車は、とっくに影も形もなくなっていた。

マンマドの駅でふと周りを見ると、さっきのポーターのじいさんの姿が見えたので、オレは必死で隠れた。

おじいさん、どうか僕のことは忘れてください。

その夜はガイドブックにも乗らぬマンマドの町で手探りで宿を取り、屈辱の夜を過ごしたのである。そして、オレは思った。

もしかしてこの一連の出来事は、「南ではなく北へ行け」という神からの啓示なのではないだろうか。

そして、翌日、デリー行きのチケットを買ったオレは、自らの意思で、もう一度デリー行きの電車に乗った。そしてさらに翌日……、オレは3年ぶりのデリーの地に立っているのであった。

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