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ちゃんと意見が言える子に! 家庭でやるべき「アグネス流、これからの子育て」



2020年05月03日 公開

アグネス・チャン《歌手、エッセイスト、教育学博士》

アグネスチャン

歌手・エッセイストとして活躍するアグネスさんは、教育学博士でもあり、仕事を続けながら3人の子どもたちをスタンフォード大に合格させたことでも注目されました。

アグネスさんは言います。これからの時代は、同じ内容を同じペースで学んでいてもダメ! 周りと同じように、または一歩先ゆく教育ではなく、その子にしかできない特技や能力を見つけ出して伸ばしていくことが重視されます。

とくに、「自分の意見をきちんと言える」ということは、これからの時代、とても重要な能力の一つといえます。それも、できればAIがもつ平均値、平均的な回答より、自分らしい意見が言える子に育てたいものです。

そのためにも、子どもとのコミュニケーションの取り方を、少し工夫してみてはどうでしょうか。

休校が続き、子どもと家庭で過ごす時間が長くなっている今、おうちでこそやってほしいアグネス流 子育てをご紹介します。 

※本稿は、アグネス・チャン著『10歳までに鍛えておきたい20の能力』より、一部を抜粋編集したものです。
 

AIがもつ平均値や平均的な回答より自分の意見。訓練で身につける

物事に対して自分なりの考えをもち、それを人に伝えられることは大事です。とはいうものの、自分の意見を言えない子どもは少なくありません。子どもが言いたいことが言えるようになるにはどうしたらいいでしょうか。

自分の意見がなければ述べる内容がありません。自分の意見をもつためには人が言っていることに興味をもち、耳を傾ける必要があります。大人と話しているときも友だちとおしゃべりしているときも、きちんと聞いて自分の中で整理して理解することから始めます。さまざまなものに関心をもち、好奇心をもって知識を得たうえで、自分はどう思うか考えます。この訓練が大事なのです。それにはまず、あらゆるものを子どもに見せて、好奇心を引きだしましょう。

さらに、それについて思ったことが言えるように親が質問するのです。たとえば、「この花きれいだよね。初めて見たね」という親の語りかけに対して子どもが「うん」と言ったら、「どこがきれい?」と聞き直し、しばらく答えが出なくても待ちます。子どもが「わからない」と言ったら、「もっとそばで見てみよう。触ってみよう。昨日見た花と比べてみよう。どう?」と、さらに聞きます。「まあまあ」と子どもが言ったら、「じゃあ、あなたにとってきれいな花はどういう花?」というように、意見がないことを親が納得しないで、どんどん掘り下げて質問をして、子どもが思ったことを言えるように訓練します。ずっと追っていくと、「僕はね、葉っぱが多い花は好きではないな」と意見が出てきます。親はさらに、「いままでで一番きれいだと思った花は何かな?」と聞きます。子どもが「バラ」と答えたら、それに対して親が「これはバラと比べてどう?」と聞くと、もっとほかの意見が出てくるかもしれません。

子どもはこのように、本当は意見をもっているのですが、自分でも探し出さなくては見えてこないのです。意見がないわけではなく、まとめていない、考えていないだけなのです。いままで探したことがないので、ずっと奥のほうに隠れているのですが、それを引きだす訓練をすることで意見が出てきます。自分の見方が出てくるのです。

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いつでも自分の意見を言えるように訓練する >



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