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志を失わない~松下幸之助

2018年09月06日 公開

松下幸之助
 

大事なのは、やはり志を失わず地道な努力を続けること

大事なのは、やはり志を失わず地道な努力を続けること。およそ物事というものは、すぐにうまくいくということはめったにあるものではない。根気よく辛抱強く、地道な努力をたゆまず続けていくことによって、はじめてそれなりの成果があがるものだという気がします。

 やることなすことが裏目にばかり出る。懸命に努力しているのに、どうもうまくいかない。そのような状況に陥って頭を悩ますことが、長い人生にはときにあります。

 そんなときに大事なのは、やはり志を失わず地道な努力を続けること。およそ物事というものは、すぐにうまくいくということはめったにあるものではない。根気よく辛抱強く、地道な努力をたゆまず続けていくことによって、はじめてそれなりの成果があがるものだという気がします。

 私が22歳で独立し、自分で考案したソケットの製造販売を始めたときもそうでした。4カ月ほどかかってつくりあげたソケットも、売れたのは当時のお金でたった10円足らず。仕事を続けるどころか、あすの生計をどうするかという状態にまで追いこまれてしまいました。もしそのときに、もうダメだということでその仕事をあきらめてしまっていたら、今日の私も、松下電器という企業もなかったのはいうまでもありません。しかし私は、それが考えに考えぬいたすえに強く決心して始めた仕事だけに、何としてもやめてしまう気になれず、なんとかよりよいソケットをつくれないかと、苦しい生活の中で、改良の努力を続けました。そうこうするうちに年の瀬も迫って、窮状はさらにつのったのですが、そこへ思いもかけず、ソケットの技術を生かして、扇風機の部品の一つである碍盤(がいばん)というものをつくってくれないか、という注文が舞いこんできたのです。そのおかげでどうにか行きづまりが打開できて、事業を軌道に乗せる道がひらけたのでした。

(『人生心得帖』より)


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