佐々木俊尚 ヴァーチャルの進化が企業にもたらす変革とは

「VR」は我々の仕事や生活にどんな影響を与えうるのか。テクノロジーについて豊富な知見を持つ作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏にうかがった。
2020年07月31日 公開
テレワークが浸透したことで、「書く」機会が増えた。メール、チャット、報告書、資料作成…。これからは、文章が書ける人と書けない人では仕事の成果に大きな差がつくのは間違いない。
では、文章を苦手にしている人はどうすればいいか。「大事なのはメンタル」と述べるのは、ビジネス書編集者として多数のヒット作を世に出してきた竹村俊助氏。本稿では、『書くのがしんどい』(PHP研究所)を上梓した竹村俊助氏が、書くのが苦手な人に向けたアドバイスを送る。
※本稿は、竹村俊助著『書くのがしんどい』 (PHP研究所刊)の内容を抜粋・編集したものです。
実を言うと、文章なんて誰だって書けます。
突然こんなこと言ってごめんなさい。でも、本当です。
ちょっと考えてみてください。
あなたはLINEを書いたことがあるでしょう。あなたはツイートしたことがあるでしょう。仕事ではメールを書くはずです。もしくは、お店のレビューを書いたことがあるかもしれません。
そう。
みんな、毎日何かしら「書いて」はいるのです。
しかし、あらためて「文章を書こう!」「発信しよう!」と思うと、途端に手が止まってしまう。身構えてしまう。そうではないでしょうか?
LINEは書けるのに、長文の記事は書けない。ツイートはできるのに、あらたまった文章は書けない。
メールは書けるのに、コラムやエッセイは書けない。
同じ「書く」なのに、どこが違うのでしょうかーー。
多くの人が「文章が書けない」と言うとき、足りないのはスキルだと思いがちです。でも、ほぼすべての日本人は文を書くことはできるのです。手を動かせばできる。実は文章が書けない原因は「スキル」ではありません。
もちろんいろいろな原因がありますが、いちばん大きいのは「メンタル」です。
書けない原因は、書くことに対する考え方や気の持ちよう、つまりメンタルにある。メンタルさえ修正すれば、誰だって書けるようになるのです。
「メンタルが問題」とは、具体的にどういうことでしょうか?
さまざまなポイントがあるので詳しくは本文に譲るとして、まずは2点だけお伝えします。
気合いを入れて「さあ、書こう!」と思ったとき、多くの人は「自分の中から」文章を生み出そうとします。
脳内を見渡して「おもしろいコンテンツはないかな?」「美しい表現はないかな?」と探し回る。そこでなんとか1行書き始めるのですが、うまくいかない……。
1行書いては消し、1行書いては消しとやっているうちに「私には文才がないのだ」とあきらめてしまうのです。
しかし、この「生み出そう」というメンタルがそもそも間違っています。
実は自分の中には何もないのです。
一部の才能ある作家であれば、目を閉じて作品を生み出すことはできるかもしれません。ふとした瞬間に素晴らしいアイデアが降りてきて、勝手に手が動き出す。ただ、それは普通の人には難しいことです。
ぼくはそもそも「書く」という言葉もよくないと思っています。
「文章」「書く」「ライティング」……これらの言葉には「目的」がないからです。書くこと自体が目的になってしまえば、書けなくなるのは当然。だから書こうとすればするほど書けなくなるのです。
大切なのは、「書こう」とすることではなく「伝えよう」とすることです。
メールも、LINEも、誰かに何かを伝えようとするから自然と「書ける」わけです。「よーし、LINEを書くぞ!」という人はいません。「電車が止まってて遅れます」ということを伝えたいから書けるのです。
文章の第一歩は、ここです。「伝えよう」とすればいいのです。すると「何かを生み出そう」と肩に力を入れなくても、自然と言葉は出てきます。
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ヴァーチャルないしデジタルは、ウィズコロナの社会に欠かせないものとなっています。その発展はますます、ビジネスの可能性を広げることでしょう。
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商人には好況不況はない、何(いず)れにしても儲けねばならぬ。松下幸之助はに危機をいかにして克服してきたのか。
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