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学ぶ20代、学ばない50代…コロナ禍で浮き彫りになった「気まずい事実」

2021年09月23日 公開

前川孝雄(FeelWorks代表取締役)

 

将来不安のなかで学ぶ20代、学ばない50代

同じ日本生産性本部の調査で、コロナ禍のなかで、今後の収入への「不安を感じる」との回答を世代別に見ると、最も高い20代(68.5%)、次いで40代と30代(67%前後)、そして50代(62.8%)とやや低いものの、すべて6割以上で大きな差はみられません。

一方、コロナウイルス流行以降に新たな自己啓発を「始めた」と「始めたいと思っている」の回答合計を世代別に見ると、20代が54.2%なのに対し、50代は31.2%と差が目立ちます。将来不安は変わらないのに「学ぶ20代、学ばない50代」というコントラストが浮き彫りになっているのです。

この自己啓発については、目的を尋ねるとともに、平成30年の能力開発調査との比較が示されています。それによると、30年調査では「現在の仕事に必要な知識.能力を身につけるため」(85.8%)が断然首位だったのに対し、今回は「将来の仕事やキャリアアップに備えて」(46.3%)が「現在の仕事のため」を抜いて首位となったのが象徴的です。

20代で管理職は少なく、50代は管理職についている人が多いはずです。つまり上司世代はあまり学んでいない一方で、若い世代ほど将来のキャリアを見据えた学びの必要性を強く意識しているのです。

 

50代上司は将来への学びを模索しよう

私が様々な企業の管理職や幹部の方向け講演会や研修に登壇し、受講者の皆さんと接して感じるのは、各業界や会社組織の一員として堅実な方が大半ながら、社外や業界外の世界を知らない傾向を感じます。

しかし、WITH コロナのニューノーマルな働き方があらゆる業種.職種で問われているなかで、これまでの自組織の常識が、これからもそのまま通用することはまずありません。

前述の自己啓発の目的の変化に表れているように、今後の自社のビジネスや自分自身がどう変わっていくべきか、近未来への想像力と創造力を膨らませることが不可欠であり、自己変革のための自己啓発の意志と行動が求められるのです。

特に管理職や経営層である50代の上司の皆さんは組織で大きな影響力を持っていますので、自己変革が必須です。自身のためにも、人生100年時代にふさわしい将来への学びをぜひ模索してください。

 

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