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「大企業で年収1200万円」のプライドを捨てられなかった50歳の末路

2019年03月01日 公開

江上治

面接に落ち続けた人の末路

<<著名アスリートから経営者まで年収1億円を超えるクライアントを50名以上抱える富裕層専門のファイナンシャルプランナーである江上治氏。

1967年生まれの50代の江上氏は、現在の50代が直面されている現状は厳しく、ゆとりある人生を送るためには生き方を変える必要があると指摘している。

ここでは、同氏の近著『一生お金に嫌われない生き方』より、ある大手企業を退職した50代の男性に待ち受けていた現実について触れた一節を紹介する。>>

※本稿は江上治著『一生お金に嫌われない生き方』(PHP研究所刊)より一部抜粋・編集したものです
 

大企業で中間管理職、年収1200万円。それでも会社を辞めたがるY君

まず私の友人、Y君の話から始めたい。1年前突然、20年ぶりにY君から電話があった。彼は財閥系の保険会社に勤めている。私と同じ歳で、当時50歳。年収が1200万円あった。

そんな彼がいきなり、こんなことを言った。

「会社を辞めようと思う。何かいい仕事があれば紹介してほしい。なんなら江上の会社で雇ってくれてもいい」

私は即座に答えた。「君なんか、100万円もらってもいらない」

彼は真面目で優秀な男だが、日本の大企業の横並び思考、安定思考の中で生きてきた人間である。弊社は社員5人のベンチャー企業だ。安定を求めるよりも、何か価値を生み出す人間じゃないと、雇う余裕もないし、必要もない。

私の会社でもかつて、大手銀行や保険会社に勤めていた部長で、50歳の人を雇ったことがあるが、いずれも若い女子社員より使いものにならなかった。安定思考で育ってきた人間は、価値を生み出すことよりも、安定を求めてしまう。挑戦しようという発想がないのだ。

私自身、会社を辞め、起業する中で、さまざまな失敗を通じて学んできた。一方、大会社にいれば、学歴が高ければいいという考えがしみこんでしまう。ベンチャーで生きる人間とは、まったくタイプが違うのだ。

だからY君に言った。「君は、会社と組織にしがみつけ」
そしてこのときは、それで電話を切った。

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