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話し上手の人が選ぶ第一声は「ドレミファソラシ」のどの音階?

野村絵理奈(株式会社KEE’S代表)

2022年03月22日 公開

 

印象を上げる見た目とは

コミュニケーションをうまくとるために、「見た目」と「話し方」の2つについて具体的にアドバイスしましょう。

コミュニケーションは言葉を使う前に始まっています。「ノンバーバル(非言語)コミュニケーション」というもので、勢や表情、しぐさなどから相手に気持ちを伝えることができます。特に大切なのが、次の2つです。

【(1)目線を合わせる(アイコンタクト)】
アイコンタクトは、目に力を入れて見開くのではなく、目の周りの筋肉をリラックスさせ、目じりを下げるような優しい目の表情を心がけます。

また、相手の目やどこか一点を見つめるのではなく、相手の上半身が全て視野に入るように、ぼんやりと見ることをおすすめします。そうすることで、相手の持ち物やしぐさといったコミュニケーションに役立つ情報を収集することができます。

【(2)笑顔を交わす(スマイルコンタクト)】
笑顔のバリエーションを持ちましょう。必要に応じて使い分けることができれば、ノンバーバルコミュニケーションがさらに効果的になります。

 

話し方の「3つのルール」を覚えよう

【(1)「ソ」のトーンで】
人は楽しい時にテンションが上がり、それにつられて声のトーンも高くなります。逆に楽しくない時には声のトーンが下がります。

「会話が苦手だな」「人前で話すのは緊張するな」と思っている時には、必ずと言っていいほど声は低めのトーンになります。そんな時ほど、意識して高めのトーン(「ソ」の音階)で話し始めることで、「明るい印象の人だな」と思ってもらうことができます。

【(2)笑顔の口でハキハキと】
笑顔の口を定位置にして話すと、自然と口が開きます。口がしっかりと縦横に開くことで滑舌がよくなり、聞き取りやすい声になります。

また、発音がハキハキしていれば、性格的にも「ハキハキとした利発な人」という印象になりますし、何より笑顔で話しているので相手に好印象を与えることができます。

【(3)テンションは3倍に】
これは「伝えたいという気持ちを3倍持つ」ということです。先にもお話ししましたが、会話で重要なのは「聞き手が楽しんでいるか」「言いたいことが伝わっているか」です。

話すことに苦手意識があると、どうしても自分の心配を先にしてしまいがちですが、「相手に伝えたい」という気持ちを会話やスピーチの前に高めることで、余分な緊張が抜け、話すことの本来の目的を達成しやすくなります。

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