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自律神経の乱れで便秘に...医師が「とにかく朝食」をすすめる理由

2022年06月16日 公開

小林弘幸(順天堂大学医学部教授)

 

朝食に「何を食べるか」は大切ではない

では、どのような朝食が自律神経の活性にはよいのでしょうか。実は、ここはあまり問題ではありません。朝食に求めたい役割は、腸を動かして質のよい血液をつくり、同時に自律神経のバランスを整えること。それには「ゆっくりと食べる」という行為が何よりも重要なのです。

朝食の準備が大変と思うならば、バナナ1本でもよいでしょう。食物繊維やオリゴ糖など腸の働きに重要な栄養素や、ミネラルがたっぷり含まれます。

なにより、皮をむくだけで食べられる簡単さがよいですし、調理にかける時間をゼロにできるぶん、よく噛んでゆっくり食べられます。

実際、私の朝食も、バナナやヨーグルト、つくり置きのマフィン、またはみそ汁など、手軽に食べられるものが多くなります。つくったり片づけたりする手間を省ける分、朝の時間をゆっくりとストレスフリーの状態で過ごせます。

また、卵かけご飯1杯でもよいでしょう。主食などブドウ糖の多い食品を避ける「糖質制限」は、いまやダイエットの主流ですが、過度な制限は、血管を収縮させ、血流にもよくありません。

日中はエネルギーの消費量が大きいので、太ることが心配な人は、糖質は朝かお昼にとることをおすすめします。

とくに朝は、白米など消化吸収が速くてすぐにエネルギー源とできる糖質が、1日のスタートダッシュを切るのに役立ちます。

一方の卵は、ビタミンCを除くほぼすべての栄養素を含む"万能食"です。その卵をご飯にかける卵かけご飯は、朝食に最適なメニューといえるでしょう。

「健康のために、しっかり食事をつくって食べなければいけない」と考えれば、そこからストレスが生じます。しかし、朝に必要なのは、ゆっくりと落ち着いた時間。調理と片づけのストレスは省いてもよいところです。

朝食で大事なのは、「なんでもよいから口にして、腸を動かす」ということ。まずはここを習慣にしましょう。

 

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