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生き方

初対面でも「話しかけられる人」になる3つのコツ

有川真由美(作家/写真家)

2022年08月29日 公開 2022年11月10日 更新

 

若い友人がこんなことを嘆いていたことがありました。

「よく壁がある、話しかけづらいって言われるんです。自分では仲良くなりたいのに、職場の輪に溶け込めず、気がつけば"ぼっち"のことが多くて……」

私もかつて、そんな状態だったので、その気持ち、よくわかります。みんながワイワイやっている話に入れなかったり、一人だけランチに誘われなかったり……。

かつての私も含めて、「壁をつくっている人」には、なんらかの原因があるものです。

たとえば、「自分のことを言わない」「丁寧すぎる敬語」「感情表現が乏しい」「テンションの高い人を醒めた目で見ている」……というように。

私の場合、「まわりは、自分のことをさほど気にしていない」と開き直ってから、人との関係がうまくいくようになりました。

壁をつくっているときは、「自分はどんなふうに思われているんだろう」「なにを話せばいいんだろう」「嫌われているんじゃ……」と"自分"に意識が向いていて、人と関わることへの"恐怖心"がありました。

余計なことばかり考えていると、体中からマイナスオーラが漂って、話しかけたくない雰囲気をつくり出してしまいます。

「普通に接して、嫌われたらしょうがない」と考えると、気がラクになります。

意識を"自分"ではなく、"まわりの人"に向けて観察し、そのなかで自分のできることをしていけば、自然と人のなかに入っていけます。

人の話を熱心に聞くこと、にこやかにあいさつすること、顔を合わせたときに「この前はありがとう」と伝えることなど、あたりまえのことを丁寧にするだけでも、お互いの心の壁は崩れています。

また、「つくり笑いをせず、表情は豊かに」「自分の意見はちゃんと伝える」「少しは弱音を吐いてもいい」など、できるだけ素の自分で接しようとすると、肩の力を抜いて話せます。特別なことをする必要はありません。

壁をつくりがちな人は、考えすぎず、できることを丁寧にやっていきましょう。

 

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