面接のドタキャンを防ぐためには
せっかく応募があったのに、面接の日にドタキャンされた……現場ではそんなことも珍しくありません。
この面接ドタキャンの理由は、私たちの調査によると「他社に決まった」「連絡が遅かった」というものが大半を占めます。
応募者は複数の職場に同時期に応募していることが多いもの。他店舗に後れを取ってせっかくの応募を無駄にしないためにも、とにかく迅速な対応が必要です。
「即レス」「即アポ」を実現するための重要なポイントを3つにまとめました。
① スタッフ全員への周知
② 対応をスムーズにするための準備
③ ウェブからの応募に対しても電話をかける
まず①ですが、よく見受けられるのが、アルバイト採用活動を行っていることが職場全体に伝わっていないケース。
お店が人を募集していることを店長だけしか知らなければ、応募の電話をとったスタッフは当然戸惑います。どう対応すべきかわからず、店長からの折り返し連絡にしてしまった時点で、その応募者が面接に来てくれる確率はいっきに下がります。
そういった事態を回避するためにも、求人広告が掲載される前に、職場のスタッフ全員に募集のことを伝えておきましょう。
②の対応をスムーズにするための準備として、面接候補日がわかるカレンダーと、応募者情報を記入できる面接予約受付シートを電話の横に置いておく、これだけで迅速な対応につながります。
こういった細かい準備をしておけば、スタッフが慌てずにすむうえ、応募者を待たせてイライラさせることを防ぐこともできます。
また、応募者対応マニュアル(電話対応台本)をつくることも有効です。「電話はできるだけ3コール以内に出る」「会話が終わってもこちらから電話を切らない」といった基本的なマナーはもちろん、面接予約に至るまでの応募者とのやりとりを台本にしておくと、応募者からの電話に出たスタッフがスムーズに対応できます。
台本を見ながら事前に練習しておくといいでしょう。
③のウェブからの応募に対しても、一度電話で話しておくことが重要です。これによって応募者の「約束を守らなければ」という気持ちを高めることができ、メールでのたんぱくなやりとりだけより、格段にドタキャンを防ぐことにつながります。
ウェブ応募の利点の1つは深夜帯にも応募ができること。朝出勤した時点で前夜の応募を確認したら、すぐに電話をかけましょう。
電話応募、ウェブ応募に関わらず、面接の前日に、「明日の面接よろしくお願いします」と1本連絡を入れるのも有効です。