無理に立ち上がらず休憩すること
人生に打ちのめされた後に「よし立ちあがろう!」とすぐに奮起するのは、私の個人的な意見で言えばお勧めしません。立ち上がるには、多くのエネルギーが必要だからです。
心にダメージを負った状態ですぐに立ちあがろうとしても、回復しきっていないので、打ちのめされやすくなります。
仕事のストレスで休職した人が焦って復帰すると、再休職する可能性が高くなるように、まずは休むことが大切だと思います。
勝海舟が「人の一生には、炎の時と灰の時があり、灰の時は何をやってもうまくいかない。そんな時には何もやらぬのが一番いい」と言っているように「灰の時だ...」と思ったら、そのまま灰のままでいることも大切だと思います。
灰のままで過ごしていると「これをやりたい」「挑戦してみようかな」という気持ちが徐々に湧いてくるので、その時が立ち上がる時です。
私もぼんやりと海を見ていて気がついたように、時がくれば人は自然に立ち上がるものです。無理に「立ち上がろう!」と思わずに、疲れたら倒れたままで休憩しましょう。
私も毎日様々なことに打ちのめされて、「もうダメだ...」としょんぼりしながら歩いていますが、とりあえず「生き抜いたからいいか」と自分を肯定しています。
立ち上がらなくても、生き抜いているなら勝ちですね。