
「自分を大切にする」とは? 精神科医Tomyさんは、生きづらさの根本原因は「自分を後回しにする」ことだと指摘します。
著書『精神科医Tomyの自分を大切にする習慣』の中では、自分を大切にするのが苦手な"しろちゃん"が、周りのキャラクターたちのアドバイスを受けて少しずつ自分を大切にできるようになる物語が描かれています。
本稿では、優秀な人から"あきれられているのではないか"という不安にまつわるエピソードをご紹介します。
漫画:植月えみり
※本稿は、精神科医Tomy著『精神科医Tomyの自分を大切にする習慣』(フォレスト出版)より、内容を一部抜粋・編集したものです
できる人に呆れられている気がしてつらい
個人的な経験から言うと、優秀な人って他人の優秀さについてあまり何も考えていないものです。自分よりも、さらに優秀な人に会うと「この人すごいな」と思いますが、人を蔑んだりすることはありません。
というのも、本当に優秀な人は謙虚だからです。他人を蔑むような人は、すぐにマウンティングをしてちっぽけ自分のエゴを満足させようとします。そのため成長しないのです。もし本当に蔑まれていたら、その人は優秀な人間でも、アナタが関わる価値がある人間でもありません。
ですから「呆れられている」というのは、おそらく勘違いなのです。あまりそういったことは意識せず、雑談でもしてみてはいかがでしょうか? 意外と気さくで、素朴な一面を見られるかもしれませんよ。