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生き方

ポスト平成、ポストオリンピック時代にむけて取っておきたい資格

湯浅創(TAC出版「名物」営業)

2018年04月25日 公開 2022年08月08日 更新

FP:家を買う? 借りる? を考える時に役に立つ知識

FP(ファイナンシャル・プランナー)もメジャーな資格です(受検者数年間42万人)。

たとえば家は買う方がいいのか、借りた方がいいのかを考えるときに役立つのが、FPの知識です。
簿記がお金を説明するためのルールだとすれば、FPは資産を作るための方法を知るもの、になります。
そのため、FPには会社員としての収入だけじゃ将来不安だなあ、という場合に必要な知識が集約されています。

そういう不安を持っている個人や企業にアドバイスをするのが、本来のFPの仕事です。
FPを単独の仕事として考えるのではなく、銀行、証券会社、あるいは不動産業においても必要な資格といえるでしょう。

【FP3級】
受験料 6,000円(学科・実技)
難易度(合格率) 66%(2016年5月試験~2018年1月試験まで2年間学科試験平均の集計)
試験月 1月、5月、9月

 

宅建士:オリンピックに向けての不動産ブーム

バブル経済。平成の始まりと同時に弾けた今となってはかなりうらやましい景気の良い時代で、東京23区とアメリカ全土が同じ値段になる、とかいわれるほど土地の値段があがりました。

当たり前ですが、衣食住の1つである「住」は、生きていくうえで必ず必要なものですね。ですので、不動産屋さんがたくさんあるわけです。
見知らぬ土地に引っ越さなければならないとき、ここがなければ途方に暮れてしまいます。

そして、その不動産屋さんに必ず最低1人はいなければならないのがこの宅建士(宅地建物取引士)です。

昨今では、銀行、証券会社だけでなく、どんな会社でもこの宅建士を勧めています。

というのも「商品を作ったり売ったりするより、土地を貸した方が確実に儲かる」という傾向があるからです。

その貸し借りをする際の担当者として宅建士が社内にいれば、会社は出費を抑えられますし、本人は手当てがでるので、ウィンウィンですよね。そのため、受験者数が増えている人気資格になっています(受験者数24.4万人)。

【宅建士】
受験料 7,000円
難易度(合格率) 15.8%(2013年~2017年5年間の平均値を集計)
試験月 10月

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