チェック柄を選ぶと裏目に？ 仕事がうまくいく人のスーツ姿とは

なぜ人はチェック柄が入った白シャツを着るのか？

褒められるスーツ姿になるための着こなしの基本として、まず何もデザインの入っていない白いワイシャツを買いましょう。

世の中を見ると、白いシャツではあるものの前立て（前ボタン部分に付けられる帯状のパーツ）の部分にチェックの柄が施されていたり、袖口や襟ぐりの裏地だけチェックやストライプ柄になっているシャツを着ている男性が本当に多い！

襟が二重になったものや、ボタンがレインボーカラーになっている白いシャツ、なんていうのもあるでしょう。無地で装飾なしのものを着ている人は圧倒的に少ないです。

あるとき、私のメルマガの読者たちからその理由を聞いて、驚きました。

「何もないシンプルなものを選ぶと、自分が何もこだわっていないように思われるんじゃないか？」
「おしゃれに興味のない人だと思われてしまうのではないだろうか？」

そう思われることが「怖い」というのです。

白シャツ＋ワンポイントを購入するのは、それを恐れるあまりについやってしまう行為で、だからこそ、そういうディテールが施された白シャツは「需要がある」のだというのです。

確かに、ディテールへのこだわりは、「ファッションにも少しは気を使っているよ」というアピールにはなるでしょう。

ですが、どんなスーツ指南書を見ても、スーツに柄を入れる、色を入れるのは、かしこまった状況であればあるほど「NG」と書いてあります。

柄の入ったシャツは、あくまでも白シャツのアレンジ・バージョン。アレンジ・バージョンを、「メイン」にしてはいけないのです。

これを読んでくださっている皆さんは、くれぐれも装飾のない白いワイシャツ、ドレスシャツで、清潔感かつ大人っぽさを味方につけてください。

ドレスの究極である礼服は、白と黒を基調にしたモノトーン。そこに柄はありません。そのルールを崩していけばいくほど、どんどんカジュアルに近づいていきます。

これはどのスーツ指南書にも書いてあると思いますが、スーツの正解はシンプルであればあるほどいいのです。