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たったこれだけで印象が激変! 成功する人の「服選びのルール」

安積陽子(あさかようこ)

2019年09月11日 公開 2019年10月23日 更新

 

品位と信頼感を与えるスーツやネクタイの選び方とは?

安積陽子(CLASS ACT:クラスアクト)

大賀:ここからは装いや振る舞いについて、アドバイスをお願いします。まず、スーツ選びで「これだけは押さえておきたい」というポイントがあれば教えてください。

安積:まずスーツやネクタイ、シャツなどの色を決めるときに、ご自身に合うパーソナルカラーを知っておくとよいですね。似合う色というのは、肌や瞳、髪の色によって決まってくるもので、大きく分けるとブルーベース(青みの強い色)とイエローベース(黄色みの強い色)の2つのベースカラーに。

さらにそこから、スプリング、サマー、オータム、ウィンターの4タイプに分類できます。大賀さんの場合ですと、イエローベースのカラーでは少しくすんだ印象を与えるかもしれません。それに対し、ブルーベースのカラーのお色味を合わせると、よりエネルギッシュで精悍な印象になります。

安積:大賀さんのパーソナルカラーは、ブルーベースだと思います。赤でも黄色でも「青みの強い色」を選ぶとよいですね。実はちょうどフライヤーのコーポレートカラーに使われている色が似合うんです。柄によっても雰囲気が全然変わりますので、青色のなかで選ぶと迷わなくても済むと思います。青色は万人から最も好かれる色ですし、「青色といえば大賀社長」と、周囲に印象づけられるといいのではないでしょうか。

大賀:最近はメディアから取材を受ける機会が増えているので、コーポレートカラーも意識したほうがいいのかと、気になっていたところでした。

安積:フライヤーのミッションは「ヒラメキ溢れる世界を作る」ですよね。遊び心を加えるのなら、ヒラメキをイメージさせるイエロー系やゴールド系の色を取り入れてみてはいかがでしょう? 

黄色は人のアテンションを引き、見る側にインスピレーションを与える色。青の基調のネクタイに黄色の細かな柄が入ったものを選ぶなど、さりげなく取り入れてみるとよいでしょう。お会いになる方の潜在意識に訴えかけることができますし、そこから会社のミッションのお話に発展していくというように、会話が弾むきっかけにもなります。

安積:それから、取材のときはもちろん、日頃からポケットスクエア(ポケットチーフ)をつけることをおすすめします。ポケットスクエアを胸ポケットにいれておくと、視点を上に引き上げることができ、お顔の印象が残りやすくなります。色はベーシックな白を、素材はリネンやシルクを選ぶといいでしょう。

 

大事な交渉、プレゼンテーションに臨むなら「ハイコントラスト」を

大賀:大事なプレゼンテーションの際に、スーツ選びなどで意識するとよい点はありますか。

安積:威厳を出したいときは、シャツとネクタイ、スーツとのコントラストをはっきりさせる「ハイコントラスト」を意識するとよいでしょう。特にVゾーンは光沢感があり、コントラストが強ければ強いほど、よりフォーマルで品がある印象を与えられます。

真っ白なシャツにツヤ感のあるジャケットを合わせるのも手です。柄シャツや色ボタンのシャツなどを選ぶと、真剣味がないと思われる恐れがあります。できるだけ無地をおすすめします。

無地の特徴は、柄のある場合と比べて、クオリティがわかりやすいという点です。高級ブランドのネクタイを買う必要はないのですが、無地のネクタイを選ぶときには少し高価格帯から選ぶと投資対効果が高いかと思います。

大賀:採用の面談など親しみやすい印象を与えたいときのポイントはありますか。

安積:親しみやすさを演出したいときには「ローコントラスト」を意識しましょう。例えば薄いサックスブルーのシャツを選ぶなど、シャツとネクタイ、スーツの色合いをできるだけ近づけて、テクスチャーのある素材を選ぶと効果的です。

「この出会いでどんな印象を与えたいか、どんな成果を出したいか」。こうしたゴール設定をしてから、フォーマルとカジュアルのいずれの装いがいいかを決めることをおすすめします。

大賀:パーティーのときに何を着ていけばいいか迷うのですが、どんな点を心掛けるといいでしょうか。

安積:大事なのは、「このパーティーの主催者や参加者のために、こんな装いを用意してきましたよ」ということが、お相手に伝わること。装いというのは、十二単と同じく、1枚多く重ねるほどフォーマル感が増します。上にジャケットを羽織るのもよいですし、ポケットスクエアをつけるだけでも1枚重ねたことになります。パーティーですと華やかさが求められるので、色のついたポケットスクエアを選んだり、立体感のある差し方をしたり工夫するのもよいでしょう。

また、パーティーに限らず、着こなし方にも意識を向ける必要があります。ジャケットは背中にしわができないものを羽織るとよいでしょう。少し襟からシャツが出るのがよいバランスで、胸元もシャツが浮いてしまわないで、かつ苦しく見えないよう、ベストフィットのものを選びます。

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「見られる」ことを意識した身体づくりを

著者紹介

フライヤー(flier)

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