「10代の男女を動かす」話し方…予備校講師がたどりついた結論

「具体性」は人を動かす

「わざわざ相手のメリットを話して、しかも具体的なステップまで話さないといけないなんて面倒臭い。自分で考えることができない人間が育ってしまう」

そう思う方もいらっしゃるかもしれませんね。ただ、自分に置き換えて考えてみてください。自分が気の進まないことを、誰かに指示されて無理やりやらされるというのは、喜ばしいことではないと思います。

やはり、自分(聴き手)のメリットと具体的な手順を伝えてくれたほうが動く気になるのではないでしょうか？

なかなか動いてくれない相手に対して「行動することで相手が得られるメリット＋具体的な手順を伝えること」をわざわざ説明するのは、気が進まないことだとは思います。

ただ、相手が率先して自ら動いてくれるようになると、互いの信頼関係が深まりますし、聴き手自身が能動的に行動することで、他責の感情も持ちにくくなります。

結果的に、聴き手自ら考える精神的余裕にもつながるのです。それは、指導するあなたのメリットにもなるはずです。ぜひ今回の話し方を試してみてください！