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「10代の男女を動かす」話し方…予備校講師がたどりついた結論

2019年10月31日 公開

犬塚壮志(元駿台予備校化学講師、東京大学大学院生)

犬塚壮志(元駿台予備校化学講師、東京大学大学院生)

<<予備校で人気講師として活躍していた犬塚壮志氏は、支持される講師であり続けるために結果を求められ続けていた。いくら講義が面白いものであったとしても、生徒たちの成績が向上しなければ生き抜いていけない。そのためには、生徒たちを動かさなければいけない。

若い学生を動かすのは容易ではない。長くカリスマ講師でありつづけた犬塚氏は、苦労の末にその過程で生徒たちの行動を喚起する話し方にたどりついたという。

現在では企業研修も行い、著書『頭のいい説明は型で決まる』がスマッシュヒット中の犬塚氏は、その経験が現在に生きているという。その話し方とはどのようなものであったのか?>>

 

「伝える=相手が動く」ではない

「なんで、同じことを何度も言ってるのに、やってくれないんだろう…?」

自分は一生懸命に説明しているのに、なぜか相手は動いてくれない。しっかり伝えたはずなのに、なぜか相手は行動しない。そんな経験はないでしょうか。

「話し手は伝えた≠聴き手が動いてくれる」、この構図に悩む方も多いかと思います。その結果、叱咤したり、ときには恫喝まがいな言い方をしたりして、嫌がる相手を無理矢理に行動させてしまう、そんな経験をした人も少なくないはずです。

 

「命令」で促す行動は短期的

私はこれまで20年近く予備校講師という仕事をやってきて、受験勉強に抵抗のあったのべ1万人以上の生徒たちの行動を変えてきました。ただ、もちろん初めから生徒を動かすことができていたわけではありません。

こちらがどれだけ「勉強しろ!」と言っても、生徒はなかなか勉強してくれないなんてことはしょっちゅうでしたし、特に講師になりたてのときなんかは、宿題をやってこなかったり、復習をサボったりした生徒を、感情的に叱っていたこともしょっちゅうでした。

ただ、そういった伝え方をしても生徒は少しの間、渋々と間勉強するだけで、そう長くは続かなかったのです。

実際のところ、予備校講師という職業の最大のミッションは、生徒たちを大学に合格させることであり、それを達成するためには生徒たちに勉強という行動を促し、続けてもらう必要がどうしてもありました。

そのため、命令口調の指示や叱って短期的な行動を促す伝え方以外の話し方を身につけなければならなかったのです。

それでは、中長期的な視点で人を動かすために、どんな話し方を身につける必要があったのでしょうか?

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