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「読みにくい文章」で使われがちな“3つの言葉”

水島なぎ(ライター・編集者)

2021年05月17日 公開 2021年07月12日 更新

 

文章は書き上げてからが本当の勝負

文章が書き上がった後、推敲せずにそのまま世に送り出してはいけません。日常的に文章を書いている人は、自分一人で完成させなければならない場面も多いはず。そこで、推敲に役立つプチテクニックを3つご紹介します。

1. 音読する
2. 「だけ」チェック
3. 一晩おいてから読み返す

1.音読する
脳内で音読するのではなく、実際に声に出して読みましょう。誤字脱字やリズムの悪さは、目だけでは見抜けなくても口と耳を通せば違和感に気づけるはずです。

2.「だけ」チェック
冒頭から全体を読み返す「通し読み」も大事ですが、文章が長ければ長いほど、全体の整合性が取れなくなることも。ダラダラと何度も読み返すより、チェックポイントを変えて複数回読み返すのがおすすめです。

見出しだけ、数字だけ、文末だけ、あるいは特定の用語を検索してその周辺だけを確認するのが、「だけ」チェック。通しで読んだときには気づかないミスや違和感も拾いやすくなります。

3.一晩おいてから読み返す
世に出す前に時間をあけるのは、「読み手」の視点で読み返すためです。理想を言えば、一晩寝かせたいところ。書いている間はずっと「書き手」の視点なので、読み手がどう読むか、どう感じるかを見失いがちです。

仕事で書く場合も、納期ギリギリに書き上げるのはおすすめできません。余裕をもって前日までには書き上げて、推敲や校正の工程を経てから納品すると、精度が高まります。

いずれも、私が校正・校閲の仕事で実践しているテクニックです。ぜひ活用してみてくださいね。

 

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