PHPオンライン衆知 » 生き方 » さみしさでSNSばかり見ていない? 精神科医がすすめる「孤独力の身につけ方」

さみしさでSNSばかり見ていない? 精神科医がすすめる「孤独力の身につけ方」

2021年11月24日 公開

保坂隆(精神科医)

 

ひとりの時間を楽しんで生きるために

心が安定し、幸せを実感できるのは、「みんな」と「ひとり」の時間を自由に行き来できているときです。常に誰かと一緒だと相手に気をつかい、やりたいことを自由にやれないのでストレスがたまります。逆に、常にひとりぼっちの状態だと、人や社会とうまく関われなくなり、いわゆる「ひきこもり」状態になってしまいます。

大事なのは、みんなと一緒の時間、ひとりの時間、その両方をもち、楽しむことです。

「会いたいときに会える人がいる」「困ったとき、悩んだときに相談できる人がいる」「大切に思ってくれる人がいる」、その安心感がなければ、思い切り孤独に浸る=ひとりの時間を充実させることはできません。みんなと一緒の時間があるから「ひとり」を楽しむことができ、「ひとり」に専心することができるのです。

「みんな」と「ひとり」を自由に行き来できる力、孤独を楽しめる力を、私は「孤独力」と呼んでいます。年齢を重ねるほどに、この力は必要になってきます。

 

ひとりの時間をもつには、断る、やめる勇気も必要

孤独力を養うためには、環境を整えることも大切です。たとえば「今日は家であの本を読み切ろう」と決めたら、それを妨げる同僚からの誘いは断るなど、ひとりの時間を邪魔するものには思い切ってNOと言いましょう。

人間関係を整理することも必要です。自分の意思と責任でひとりの時間を過ごすために、余計な他人のアドバイスやインターネットからあふれ出る情報は「聞かない」「見ない」ことも大切でしょう。

孤独力は今現在の自分を磨くだけでなく、将来の生き方にも影響します。人はひとりで生まれ、ひとりで死んでいくもの。今は家族と一緒でも、いつかはひとりになります。そのような状況になったとき、社会の中で人と関わりあいながらも、自分らしさを失わずに生き抜くためには、今からしっかりと孤独力をつけておくことが大切なのです。

 

関連記事

編集部のおすすめ

承認欲求? 依存?「さみしさを埋める」ためにやりがちな4つのこと

反田克彦(あさなぎクリニック・心療内科院長)

誰にでも“いい顔”をする人が見失っている「自然な人間関係のつくり方」

加藤諦三(早稲田大学名誉教授、ハーヴァード大学ライシャワー研究所客員研究員)

「本当は嫌いなこと」を自覚すれば、“生きづらさ”が和らぐ

加藤諦三(早稲田大学名誉教授、ハーヴァード大学ライシャワー研究所客員研究員)

2月開催!!ハッピーウーマンオンラインセミナーシリーズ-Dr.クリスティンペイジ

WEB特別企画<PR>

アクセスランキング

WEB特別企画<PR>

2月開催!!ハッピーウーマンオンラインセミナーシリーズ-Dr.クリスティンペイジ
  • Facebookでシェアする
  • Twitterでシェアする

ホーム » 生き方 » さみしさでSNSばかり見ていない? 精神科医がすすめる「孤独力の身につけ方」

×