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月曜午前ですべては決まる! 朝のスタートダッシュが上手な人の「8つの習慣」

石川和男(時間管理コンサルタント)

2022年05月15日 公開 2023年09月05日 更新

 

3. 朝はニュースよりもお笑いや映画を見る

3つ目の習慣は、「報道番組は見ない」こと。朝起きると、まずテレビをつけて、ニュースを見ながら朝食をとったり、身支度をしたりする人は多いと思いますが、私はこれを止めたほうがいい習慣だと考えています。

理由は、報道番組はネガティブ情報であふれているからです。いいニュースももちろんありますが、事件や事故といった気が滅入るような情報が大変を占めています。しかも、それらはたいてい、仕事と直接関係のない情報です。イライラさせられる「CMまたぎ」もストレスになりがちです。

前述した通り、ネガティブな気持ちは仕事の生産性を低下させます。だったら、報道番組を見るよりも、資格や語学の講義動画などを流したほうがいいと思います。勉強でなくても、前日までに録画したお笑い番組や好きな映画を流すのもいいでしょう。

朝の時間を不安や憤りを感じるニュースを見ることに使うのか、自分の人生を豊かにする勉強や趣味に使うのかでは、得られる効果が2倍以上違うのです。

 

4. 朝は絶対怒らない

4つ目の習慣は、「朝は絶対怒らない」とルールを決めること。朝は、怒りやすい理由がいくつもある時間帯です。寝起きが悪かったり、嫌な夢を見たり、会社や学校に行きたくないと思っていたりして、朝は日中よりも機嫌が悪いことが多いもの。さらに、他人になら怒るほどではないことでも、遠慮がない家族だからこそ、怒ってしまうこともあるでしょう。

ですが、怒ったり怒られたりして、1日がネガティブな気持ちでスタートしてしまうのはもったいないことです。そこで、「朝は怒らない」というルールを家族で決めてしまいましょう。

ルール化することで、怒ってしまったとしても、「ああ、ふだんならこんなことで怒らないのにな」と自分を客観的に意識することができ、怒りが収まりやすくなります。

幼い子供がいる人は、時間が限られていることを逆に利用して、ゲーム感覚で支度を進めてみてはいかがでしょうか。

例えば「7時45分までにどこまでやれるか競争しよう」と言って朝食や着替えなどに取り組ませると、「早くしなさい」と言われるよりも、子供も素直に動くように思います。

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