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生き方

目立たないのに「周りに人が集まってくる人」がやっていること

有川真由美(作家/写真家)

2022年08月31日 公開 2024年12月16日 更新

 

へんに飾ったり、委縮したりせずに、"素の自分"で接してくれる人は、リラックスした雰囲気があって、心地いいもの。当然、話しかけられることも多いでしょう。

"素の自分"になれないのは、「私はどう思われているのか?」と、人の目を気にしてしまうからでしょう。

でも、素の自分を出している人ほど、好かれるのです。

たとえば、なにかのパーティでも、婚活でも、嫌われたくないために、思っていることを言えず、聞きたいことを聞けず、へんに思われそうな自分の趣味や性質は封印して、あたりさわりのない会話しかしなかったらどうでしょう?

だれにも嫌われない代わりに、だれにも興味をもたれず、2回目はないでしょう。

ざっくばらんに自分のことを話したり、率直に質問したり、大笑いをしながら食事を楽しんだり……と、そのままの自分で接すると、合わない人は離れていきますが、興味をもってくれる人が出てきます。

波長の合う人も見つかりやすく、親密になる可能性は高い。その人自身の魅力は、自然体でいるときにいちばん発揮されるのです。

素の自分で接する効果的な方法は、「自分はこんな人間です」と宣言してしまうこと。自分の欠点や弱みに対して「×」を出しているから、自然に振る舞えないのです。

「じつは面倒くさがりです」「どちらかというと内向的です」「子どものころから漫画が大好きでした」「運動は苦手です」というように、ありのままの自分を認めてオープンに接するのは、ひとつの強み。

いっそのこと、「緊張して、なかなか自然に振る舞えないんですよね」とそのまま言ってみるのもいいでしょう。

そんな姿は、相手からすると「心を開いてくれている」と思われます。

「その人がどんな性質か?」ということよりも、「自分に対してオープンに接してくれるか?」ということのほうが、好感度に影響します。つまり、どんな性質であっても、心を開くことで、受け入れてもらえるのです。

 

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