
よく耳にする「自分を大切にする」という言葉。精神科医Tomyさんは、それを「自分を後回しにしない」ことでもあると説明します。著書『精神科医Tomyの自分を大切にする習慣』では、自分を大切にするのが苦手なしろちゃんが、周囲のアドバイスを受けて少しずつ自分を大切にできるようになる様子が描かれています。
他人からの見え方ばかり気にして「私なんて...」と落ち込むしろちゃん。生きづらさに苦しむしろちゃんは、どうやってそれに向き合ったのでしょうか。
漫画:植月えみり
※本稿は、精神科医Tomy著『精神科医Tomyの自分を大切にする習慣』(フォレスト出版)より、内容を一部抜粋・編集したものです
死にたいとは思わないけれど生きたいとも思えない
これは、自分が他人からどう見えるのかを気にしている状態かもしれません。典型的な他人軸です。価値基準が"他人からどう見えるか"になっているので、いつまでたっても良くならないんです。他人の顔色をうかがい続けることになるし、どんなにうまくいっても充分には思えないのです。これを解決させるためには、自分軸を育てるしかありません。
「自分が何をしたいのか」をまず考えて、それを行う習慣を付けてみてください。また、自分が納得する行動をとるようにしてください。得意とか取り柄とか、評価とかではなく「自分が何をしたいか」です。
自分のやりたいことをやる。それがわからなければ探しに行く。自分自身の人生を冒険するような気持ちで生きれば良いんです。