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今から育てる! 医学部に合格する“医学部脳”の作り方

2018年09月20日 公開

犬塚壮志(元駿台予備校化学講師、東京大学大学院生)

中学校を卒業するまでに、自己管理ができる子にする

これまでの経験から医学部に受かる人と落ちる人には、以下の5つに大きな違いがあることがわかりました。

 相違点1 自己管理(セルフマネジメント)ができる
 相違点2 完璧主義に陥らない
 相違点3 戦略思考を備えている
 相違点4 情報への判断力(特にネット)
 相違点5 説明する力がある

なんといっても医学部に合格する子は、「自己管理」がしっかりとできています。生活習慣が乱れることなく、淡々と、しかし着実に受験勉強を続けることができるのです。

早寝早起きの習慣はもちろんのこと、三食の決まった時間での食事や、適度な運動、ストレスの発散など、受験勉強の土台となる生活習慣がブレることはほとんどありません。もちろん、健康管理もできているため、体調を崩すこともほとんどありません。

医学部に合格する子というのは、自分の管理方法やその重要性を他の誰よりもわかっているのです。

中高校生あたりからは、生活習慣に関しての親御さんの干渉は徐々に減ってくる傾向にあります。

医学部受験期に、自分だけの力で意識的に自己管理ができる子になっているためには、幼少期〜中学生までの間に、親御さんの意識的な教育の影響が大きいのです。
特に、起床と就寝、遊びと勉強といった「切り替え」は、親御さんからの教育で大きく変わります。

生活習慣を中心とした自己管理に対する考え方は、医学部に受かっていく子たちに共通するものです。


医学部受験に「完璧主義」はマイナスにしかならない

幼少期から親御さんに一問の間違いも許さないような「完璧さ」を求められる教育を受けてきた子の多くは、高校生になってから完璧主義が強くなる傾向にあります。これは医学部受験にとってはマイナスでしかありません。

医学部に限らないのですが、大学入試の本番では完璧、つまり満点を求められることはほとんどありません。つまり、受験勉強において、究極的には完璧は必要ありません。

完璧にやらないと先に進ませないということを習慣化していると、逆にどんどん勉強が遅れてしまい、それが不安や焦りを生んでしまうことがあるのです。

そのため、成果に直結しない、あるいは結びつきが薄いプロセスにおいては、完璧を求めないことが大切です。これは、親御さんご自身が、成果の出ることとそうでないことをわかっておく必要がある。

例えば、「ノートをきれいに取る」ということにおいては、勉強の成果に直結しません。ノートは見返したときに、自分が吸収しなければならないことがわかればいいのであって、きれいにまとめ上げることに価値はありません。それは自己満足に過ぎませんから。

特に幼い頃は、知能の発達に個人差が出ることはよくありますので、その勉強のプロセスで常に完璧を求める思考を植え付けるのは避けたほうが懸命です。

もちろん、将来、医師になったら、患者さんの命もかかっているので、手術などに対しては完璧主義であってほしいとは思いますが、少なくとも受験において完璧を求めるあまり自滅してしまうケースが多いことを知っていただきたいのです。

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