量子力学でわかる! この世界の仕組み
「量子力学」は、物質をこれ以上分解できないというところまで分解した粒である素粒子、この超ミクロの世界の現象を扱っています。
さて、量子力学的に考えると、この世界の仕組みは「確率」と「選択」という、二つの解釈ができます。
まず「確率」というのは、今の意識状態に合わせて、現実がそうなる確率が上がるという解釈です。
「量子」には、現代科学でも解明できない不思議な現象が確認されていて、その一つが、「量子は波であり、粒でもある」という現象です。
量子は、人の意識が介在している時は物質化し、人が意識していない時は非物質化しています。
この量子の現れる「位置」と「時間」が意識によって確定するということは、目の前に展開している現実は、意識分布の傾向を表していて、その傾向は、さらにそのまま続く確率となり、結果、さらにそれが現実になる可能性が高まる、ということです。
どうでしょう? わからないですよね。
簡単にいうと、あなたが常に「幸せ」を意識していれば、あなた自身の脳を含め肉体、周りの空氣(空氣も量子です)、車や建物といった様々な物質、犬、鳥といった動物、花壇の花といった植物……、これらを構成している量子が、「幸せ」の位置と時間に集まり続けて、それが現実になる可能性が高まる、ということです。
一方、「選択」は、この世界は何万、あるいは何億通りの世界が同時並行的に存在しており、その世界の一つを常に意識で選択している、という考え方です。
こちらはSFなどでもおなじみなので、なんとなくイメージできるかと思います。
では、この世の仕組みは「確率」なのか、それとも「選択」なのか?
正直まだ答えは出ていません。これは理論物理学者の間でも意見が分かれるところです。
ただ、どちらの場合にしても、結局は意識が関係している、ということになります。
どちらの場合にしても、人間の意識が介在する前の量子は「波(エネルギー)」の状態であり、人間の意識が介在することで初めて「粒(物質)」となるわけです。
つまりそれは、確率だったものが確定することであり、いくつもの世界という選択肢から一つの世界が選ばれた、ということです。
いずれにしても、カギを握るのは意識です。
この世の仕組みが「確率」であれば、今の意識状態がすでに「豊か」であるなら、ますます現実がそのようになる確率が上がる、ということ。
この世の仕組みが「選択」であれば、今の意識状態がすでに「豊か」であるなら、豊かな意識状態の世界を選択した、ということ。
どちらにしても、あなたの「今」の意識状態が、あなたの目の前の現実を作っています。
年収1500万円を超える人がやっている「自分自身が喜べる」「ワクワクできる」「より楽しめる」という環境を選択した結果、さらに年収が上がるという結果がついてきた、というのも、つまりこれです。
満たされた意識状態に合わせて、さらに外側の状態も満たされたのです。
内側が整うと外側が整う
「月収が〇〇円だったらな~」なんて望みがありますか?
これは「これぐらいお金があったら私はもっと幸せになれる」と想定しているので、そのような望みを持つわけですよね。
つまり、「お金という自分の外側が整ったら、感情という自分の内側が整う」と思っているわけです。
多くの人は幸せになるために、「まずは自分の外側、つまりお金の環境を整えよう」と必死になります。
外側に一生懸命働きかけて、なんとかしてお金を手に入れようとするのです。
でも、多くの場合はなかなか上手くいきません。そして、落ち込み、悲しみます。
なぜ、うまくいかないのか。
それは「外側が整うと内側が整う」、これがそもそも逆だからです。
実際は「外側が整うと内側が整う」ではなく、「内側が整うと外側が整う」です。「内側を整える」というのは「感情的に満足する選択をしていく」ということです。
そうすると、その内側に呼応するように徐々に外側も整います。