ホーム » 生き方 » 消えない「悲しい気持ち」は、“失ったものが何か”を考えればやわらぐ

消えない「悲しい気持ち」は、“失ったものが何か”を考えればやわらぐ

2019年08月08日 公開

関屋裕希(せきや・ゆき/臨床心理士)

感情を整理すると心が落ち着く(関屋裕希)

扱いづらい感情は、押さえつけたり、なかったことにしたり、しまい込んだりしては逆効果です。整理して、片づけて、安全なかたちで手放すと、大きなプラスとなって戻ってきます。

臨床心理士の関屋裕希さんが月刊誌『PHPスペシャル』にて、「感情の整理法」を教えています。ここでその一部を紹介します。

※本稿はPHPスペシャル 2019年9月号より一部抜粋・編集したものです

 

怒りや悲しみをムリに抑え込むと、喜びや楽しみも感じにくくなる

感情は、今自分がどういう状態にあって、次にどうしたらいいのかを教えてくれる「道しるべ」のようなものです。それがたとえ怒りや悲しみ、落ち込み、不安のような好ましくない感情であっても、感情はすべて私たちに大切なことを教えてくれます。

そのため、感情を悪者にして、不快だからと押さえつけたり、無理やり手放したりするのはもったいないことです。

イライラしたりモヤモヤしたとき、その状態が嫌だからと感じないようにしたり、「ちょっとストレスがたまっているだけかも」「忙しいから仕方ない」と見過ごしたりすると、やがて不快な身体症状が引き起こされることがあります。

偏頭痛になったり胃腸系の不調が現れたり、免疫力が低下したり、風邪をひきやすくなったりするのです。それは、「もっと感情を感じてよ」という心から体へのサインです。

また、怒りや悲しみなどの不快な感情を押さえつけていると、喜びや楽しみなどの快の感情も感じにくくなってしまいます。

ここでは、怒りや悲しみ、落ち込み、不安が生まれたときに、それらをすぐに捨ててしまおうとするのではなく、上手に整理して、そこから学べるものをしっかり受け取って、自然と手放していく方法をお伝えします。

次のページ
怒りは何を教えてくれるのか? >



関連記事

編集部のおすすめ

あなたの「イライラ」は悪くない! ストレスから身を守るには「怒り」を味方に

関屋裕希(せきや・ゆき/臨床心理士)

「ホントにこれで大丈夫?」「どうなるか心配」不安と向き合うカギは「見える化」

関屋裕希(せきや・ゆき/臨床心理士)

大人になって忘れた「本当にやりたかったこと」 思い出すと人生が変わる

小川孔一(HAPPY WOMAN代表)
DRAGON JAPAN 龍の日

アクセスランキング

DRAGON JAPAN 龍の日
  • Facebookでシェアする
  • Twitterでシェアする

ホーム » 生き方 » 消えない「悲しい気持ち」は、“失ったものが何か”を考えればやわらぐ