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消えない「悲しい気持ち」は、“失ったものが何か”を考えればやわらぐ



2019年08月08日 公開

関屋裕希(せきや・ゆき/臨床心理士)

 

怒りは何を教えてくれるのか?

「怒ってはいけない」と言われることが多いのですが、それは怒りの出し方がよくないだけで、怒りを感じること自体は悪いことではありませ
ん。

しかし、幼い頃から、「怒りを出すと怒られる」という経験を繰り返しているうちに、「怒りを感じるのはよくないことだ」と思うようになってしまうことがあります。

ですが、怒りは私たちの「大事なもの」を守ってくれる感情です。自分の大事なものが傷つけられたときに湧いてくる感情なので、怒りを感じないようにすると、大事なものを持たないようにすることになりかねません。

ただ、怒りを感じたときに相手や周りの人を攻撃してしまうと、信頼関係を失います。また、「怒りっぽい自分が嫌だ」と自己嫌悪に陥ったり、「また怒ってしまった」と後悔したりして、ますます苦しくなってしまいます。

だからといって、怒りを我慢すると心にも体にもよくありません。そこで、怒りをうまく味方につける方法をお伝えしていきましょう。

 

怒り を整理するための2ステップ

【STEP1】「大切にしたいもの」が何かを考える

まずは、何を大事にしたくて腹を立てているのかを考えてみてください。怒りが大きすぎて冷静になれないときは、物理的にその場を離れて一人になる時間を持ちましょう。

そして、時間を置いてから、「あのとき何で怒りが湧いてきたんだろう」と振り返るのです。自分が何を大切にしたくて怒ってしまったのかがわかれば、次に同じような場面があったときに、すぐに対処できるようになります。

【STEP2】怒っている自分をやさしく受け止める
次に、怒っている自分を否定したり、怒りをなかったことにしたり、我慢したりするのではなく、そんな自分に思いやりを向けて、やさしく受け止めます。

これを「セルフコンパッション」と言います。セルフコンパッションができたら、怒りを感じた相手に、自分は何を大事にしていて、どのように行動を変えてほしいのかを伝えます。それができるようになると、次も同じような展開になることを避けられます。

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