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"時代に乗り遅れる人”ほど捨てられない「5つのモノ」

2019年08月26日 公開

成毛眞(なるけまこと)

 

時代は高級志向へ

このように、新しいツールをあれこれ使っていると、さまざまなトレンドが見えてくる。この頃、私が感じているのは、「そろそろ高級感への揺り戻しが起こるのではないか」ということだ。

最近は、安かろう悪かろうではなく、ユニクロのような安くて良いものがたくさんある。先日も、アマゾンで1万円の礼服を買ったのだが、十分に着られる品質だった。

安物の洋服は、見た目は良いものの、縫製がガタガタというのが常だったが、裏地をチェックしたら、しっかりと縫われていた。

20年前の10万円の礼服とほとんど遜色ないほどだ。しかし、その反動なのだろうか。あくまで肌感覚ではあるが、消費者に、安物で事足りるものでも、あえて高くて良い商品を買おうという「高級志向」が出てきている。

たとえば、先日、9万円のカシオの「G‐SHOCK」を買った。切削成形のカーボンモノコックケースにカーボンファイバーインサートバンドを見て、猛烈に欲しくなってしまったのである。

しかし、高級なG‐SHOCKに目を奪われていたのは、私だけではなかった。私が代表を務める書評サイト「HONZ」のメンバーで飲んだら、皆が示し合わせていたように、比較的高価なG‐SHOCKをつけていたのである。まさに嬉しいショックだった。

カメラに関しても、最近は、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)よりも、もう少し高価なミラーレス一眼を買う人が増えていると聞く。コンデジについても、いまでは高級なものが出てきていて、高いものだと10万円台に跳ね上がっているという。

なぜ、こういう風潮が出てきているかというと、景気が良いというより、お金を使わないことに飽きたからだ、と私は見ている。人間心理とは不思議なもので、どんなに質が良くても安いものばかり買っていると飽きてきて、たまには高いものを買いたくなる。それがトレンドとなって現れつつあるのだ。

こうしたトレンドを考えると、今後、モノやサービスを売る側は、高級志向に応えていくことが重要になるだろう。逆に高級でもなく安くもない中途半端な価格のコンビニエンスストアやファッションブランドが苦しくなっていきそうだ、という予測もできる。

私が「捨てろ」という主張をしているのも、中途半端に高いものをいまのうちに捨てておかないと、高級志向のトレンドが来たときに、商品が買えなくなる、と考えているからである。

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