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ITからも英語からも逃げられない…リーダーが生き残るための「6つの資質」

2020年11月05日 公開

古田直裕(縄文アソシエイツ)

 

ITツールの導入だけで満足してしまうことの危険性

では、具体的に、ビジネスパーソンやリーダーは、どうしていけばいいのか。

ほとんどのビジネスの現場は、コロナ禍の今はとにかく売上と利益をリカバリーするのに精一杯で、かつ急ピッチでZoomなどのビデオ会議システム、あるいはMicrosoft TeamsやSlackなどの社内コミュニケーションツールの使い方を習得していることと思います。

ただ、厳しい言い方をしますと、もしもコロナによって一時的に売上が減少しているのではなく、既存のビジネスモデルが中長期的に耐えられないことが明白なら、これ以上のキャッシュの流出を防ぎつつ、果敢に戦略を転換しなければなりません。

これは将来、コロナ以外の要因で危機がおきた場合でも全く同じです。そうしたとき、それぞれのビジネスパーソンが具体的にどうすべきかというと、まずは目の前の撤退戦に全力を注ぐべきです。

撤退戦の中で、それを避けて個人のスキルアップを図ることほどナンセンスなことはありません。撤退戦で生き残ることこそ、自らを成長させる一番の手段です。豊臣秀吉が金ヶ崎の戦いでしんがりを務めたことが、のちに秀吉を天下人に導いた要因のひとつではないでしょうか。

一方、比較的余裕のある企業においては、今後を見据えて、中長期にリモートワークで回る組織の構築を進めていることと思います。

ただし、組織の変革とツールの導入だけ進んでも、個々人に十分な戦闘能力が備わっていなければ、グローバル市場が復活し、筋肉質な会社だけが生き残った世界では、そんな企業も社員も即死ということになりかねません。

 

英語もITも…もう見て見ぬふりはできない

そのような環境下では、それぞれのビジネスパーソンはどう自分を磨くべきでしょうか。

まず、大前提として、これからは「私は英語ができます」「私はITに精通しています」といった、誰でもスキルとして簡単に想像できるものは、「戦闘能力」として重宝されることはなく、そうした素養はある意味で当たり前のものとして身につけていく必要があります。

たとえば、英語が使えることにより、使用するツールの選択肢、集められる情報の幅、築ける人的ネットワークについては格段に広がります。もちろん英語が使えなくても仕事はできますが、砂糖なしで塩だけでも美味しい料理はできるという意見にも聞こえます(そして、実際には限界があるでしょう)。

ITスキルでいえば、それらの知識や技術というのは、社内における情報システムの部署やデジタルトランスフォーメーション関係のポジションの人だけに必要なものではなく、ITが広く社会インフラ化している今、ビジネスパーソン全員が身につけなくてはならないものになりました。今回のリモートワーク導入に伴う各種のツール導入でそれは明白になったと思います。

「英語もITも、なんでもかんでも身につけないといけないのか」という悲鳴が聞こえてきそうですが、これは急に降って湧いてきたことではありません。

今まで見て見ぬ振りをしてきたものが、いよいよ待ったなしの状態になっただけなのです。これに関しては潔く諦めて取り組んでみてください。

そういった普遍的なスキル以外に、そうしたニューノーマルの時代に、何を思考し、どう行動すれば生き残れるのか。そしてこれからのリーダーに求められる資質とは何なのでしょうか。

私が大切だと痛感しているのは、「脱スペック向上思考」「ハードからソフトへの転換」「情実から成果へ」「ファクトベース」「コミュニケーション」「責任感」の6つです。

これが、これから大きく変化するビジネス環境で生き抜くためのヒントです。これを武器にみずから活躍するためのフロンティアを見出し、生き残るビジネスパーソンとして、そしてリーダーとして活躍しなければならないのです。

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