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「ゆっくり動く」健康法~副交感神経アップで体の不調、ストレスが消える!



2016年08月11日 公開

小林弘幸(順天堂大学医学部教授)

「ゆっくり動く」と、肩こり・偏頭痛・便秘も改善する

ゆっくり動くと、自然に呼吸がゆっくり深くなり、副交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスが整います。そうすると、血流がよくなり、細胞のすみずみにまで質のいい血液が行きわたるようになります。

ですから、「ゆっくり動く」を実践するだけで、偏頭痛や肩こりが改善してしまうことも少なくないのです。なぜなら、偏頭痛や肩こりというのは、そのほとんどの原因が「血流の滞り」、言い方を変えれば、「今、血流がかなり滞っていますよ」という体からの訴え=シグナルだからです。

偏頭痛や肩こりでお悩みの方には、ぜひ、「ゆっくり動く」こと=副交感神経の働きを上げて血流をよくすることを、おすすめしたいのです。

ちなみに、「肩こりでマッサージに行ったら、そのマッサージ屋さんに着いた途端に、不思議と肩こりが軽くなっていた」というような話を聞きますが、それも、副交感神経と肩こりの因果関係を知っていれば、まったく不思議なことではありません。

マッサージ店に着いた途端に、ほっと安心する。その「ほっと」した気持ちが呼吸をゆっくり深いものにし、副交感神経の働きを高めた結果、血流がよくなり、肩こりが改善したということだからです。

また、意外かもしれませんが、便秘も、「ゆっくり動く」ことで改善できます。

腸は副交感神経とダイレクトにつながっています。そして、ストレスなどで副交感神経の働きが下がると、途端にその動きが悪くなってしまいます。

ですから、ストレスを感じやすい人は、便秘や下痢になりやすいのです。

逆に、私が担当している「便秘外来」で「初診を受けた直後にもう便秘が治ってしまった」という方が多いのは、「便秘外来」を受けたというその安心感がストレスを軽減し、副交感神経の働きが上がり、それで腸の働きがよくなったという面もあるのです。

もちろん、ヨーグルトや納豆などの発酵食品をとったり、バナナなどのフルーツや野菜など食物繊維の多いものをとったりなど、食事のとり方を改善して腸内環境をよくすることも大切ですが、便秘の解消には副交感神経の働きを上げることも不可欠なのです。

そして、そのためには、やはり「ゆっくり動く」ことです。

「ゆっくり動く」ことで、自然に呼吸がゆっくりになる。そうすると、不規則な生活や睡眠不足、ストレスなどで低下していた副交感神経の働きが高まり、腸管の動きも健やかに活発になるのです。



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