定年後、妻に捨てられる夫に共通する「ムダなこだわり」
2019年09月11日 公開 2024年12月16日 更新
こだわりを捨てるか、妻に捨てられるか
料理や掃除、洗濯の負担を減らすことは、共働き夫婦に限った話ではない。子育てを終えた定年前後の夫婦も、家事を減らして、人生を謳歌すると良いだろう。
しかし、こう言うと、「主人がどう思うか……」と心配する奥様がいる。
現在、定年前後の世代は、亭主が家庭を顧みることなく働き、奥さんが専業主婦として炊事・洗濯・掃除を一手に引き受けてきたというケースがまだまだ多いと思う。
いままで完璧にやってきた家事のレベルを急に下げにくいというわけだ。
心配ご無用だ。もし夫が「家事を手抜きするな」などと言ってきても、聞かなくても良い。定年後も亭主関白を続けられたら、たまらないからだ。
定年退職して、朝から晩まで家にいる亭主に、「飯、風呂、寝る」と言われ、その挙げ句、家事もこれまでどおり一手にこなすとなったら、1年とやっていられない。
だから、少しぐらいの手抜きも許さないような素振りを見せたら、こちらから家事をボイコットしてやろう。どんなに鈍感な亭主も、すぐに危機感を覚えるはずだ。
逆に、男性に関して言えば、定年後も働いているときと同じように亭主関白な態度をとらないほうがいい。朝起きて、おめざのコーヒーが即座に出てこなくても、怒る権利はもはやない。長年貫いてきた「こだわり」「ルーティン」は定年を機に捨てるべきだ。
一日中家にいながら、文句ばかりで家事も手伝わないような旦那は、奥さんに捨てられると覚悟したほうが良いだろう。世は人生100年時代。定年後に稼がず、ぐうたらしてる男など、お荷物以外の何物でもない。