1. PHPオンライン
  2. 生き方
  3. 脳科学者が教える「脳が喜ぶ6つの言葉」

生き方

脳科学者が教える「脳が喜ぶ6つの言葉」

西剛志(脳科学者)

2022年07月21日 公開 2024年12月16日 更新

 

うれしいときに出る言葉は、いい言葉

私たちは少なくとも1日に6000回以上、物事を考え、言葉を使っています。その言葉がマイナスに働く言葉ばかりだったらどうなると思いますか? プラスに働く言葉をよく使う人との間には、きっと大きな差が生まれるでしょう。

では、プラスに働く言葉を使い、脳のパフォーマンスを上げるにはどうすればよいのでしょうか。

私たちはうれしい体験をしたとき、「やったー!」「最高」「ありがとう」などと口にします。そのとき、脳ではリラックスのホルモン=セロトニン、やる気のホルモン=ドーパミン、至福のホルモン=β(ベータ)エンドルフィンなどが分泌されます。

1日の中で、うれしいときに口にする言葉をよく使うようにしましょう。これが口ぐせになれば、1日のパフォーマンスは大きく変わります。

 

口ぐせは変えられる?

ズバリ、口ぐせは変えられます。脳には「変化しやすい」という性質があるからです。口ぐせが変われば、人生も変わります。

具体例を1つ紹介しましょう。私のところに、仕事がうまくいっていない経営者が相談に来られました。何かあるたびに口から出るのは「私は運が悪いから...」。私はその方に、本当はどんな言葉を使いたいのか聞いてみました。

「『ラッキー』と言いたい」とおっしゃったので、「1日に1000回、ラッキーと言ってください」とアドバイスをしたのです。すると後日、その方から「ずっと運が悪いと思っていたけれど、結構ラッキーだったことに気づいた」と連絡がありました。

自分は運がいいと思うようになった結果、自信を持って行動したり、人とつきあったりするようになり、今では大活躍されています。口ぐせを変えることで、目に入ってくるものやメンタルが変わり、人生が好転したのです。

次のページ
他人の言葉とのつきあい方

著者紹介

西剛志(にし・たけゆき)

脳科学者

東京工業大学大学院生命情報専攻卒。世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、企業から教育者、高齢者、主婦など含めてこれまで3万人以上に講演会を提供。テレビやメディアなどにも多数出演。近著に『脳科学者が考案 見るだけで自然に脳が鍛えられる35のすごい写真』( アスコム)がある。

関連記事

アクセスランキングRanking

前のスライド 次のスライド
×