
あなたは、次のような日々を送っていませんか?
・とにかく時間が足りない
・サボっているわけではないのに仕事が溜まっていく
・いつも何かに追われている気がする
・プライベートの時間がとれず充実感がない
そんなあなたのために、自らトライ&エラーを繰り返しながら身につけたという"時間術"を営業サポート・コンサルティング株式会社代表取締役の菊原智明さんに解説して頂きます。
※本稿は、菊原智明著『コンサルが密かにやっている うまくいく人の時間の使い方』(総合法令出版)の一部を再編集したものです
鼓舞する言葉で自分にスイッチを入れる
あなたは出社して最初にすることは何でしょうか?「まずパソコンのスイッチを入れる」と答える人が多いのではないかと思います。
あさイチでお客様や各部署からのメールを確認したり、資料を作ったりと。毎日パソコンのスイッチを入れるということでも毎日していれば、それは立派な習慣です。
こういった日々の何気ない習慣をうまく利用してモチベーションを上げていくといいのです。
パソコンのスイッチを入れると同時に、自分のやる気スイッチを入れる方法をお話しします。気分を盛り上げてから仕事をスタートすることで仕事が加速度的に早くなっていきます。
例えば、あなたが"1日1日を大切にする"というポリシーで仕事をしようと決めたとします。その言葉を1年の間に何回思い出すでしょうか? 工夫をしなければせいぜい数回程度で終わってしまうでしょう。
その言葉をパソコンのスイッチの隣に貼っておいたらどうでしょうか。パソコンのスイッチを押すたびに目にすることになります。そのたびにそのポリシーが刷り込まれて行くのです。言葉は繰り返す回数が多いほど自分のものになります。年に5、6回と年に200〜300回以上思い出すのとでは、天と地ほどの違いになっていくのです。
・目の前のことに集中する
・何事にも手を抜かない
・仕事を楽しむ
自分の好きな言葉でかまいません。パソコンのスイッチを入れるたびにこれを見て、自分にスイッチを入れてください。
これでいいスタートが切れます。
ビジュアルでモチベーションを上げる
仕事始めにやっている習慣を利用してモチベーションを上げます。
ちょっとした言葉がきっかけで、一瞬で集中力をアップさせ仕事を加速させるのです。
好きな言葉以外にも、机の横に好きな趣味の写真や家族の写真を置くのも同じ効果があります。中には「言葉よりもビジュアルの方がモチベーションが上がる」という人もいます。自分が好きなものでいいのです。
以前、知人から「ビジョンボードを作ってデスクトップにするといい」と教えてもらったことがあります。
ビジョンボードとは自分のかなえたい夢や希望、目標をビジュアル化し、1つのボードにまとめたものです。私はネットで探した画像をいろいろ貼り付けて毎日眺めています。朝パソコンを立ち上げると、デスクトップにビジョンボードが表示されます。
これを見て毎日気分を上げているのです。
もしデスクワークではない人なら、行動によってもテンションを上げることができます。スポーツ選手がいつも同じ仕草をするのは、その動きをすることで集中力を高めているのです。
●デスクワークの場合
・パソコンのスイッチの隣に好きな言葉を書いて貼る
・目の前に家族の写真を置く
・目標を目の前に貼る
・ビジョンボードをデスクトップに使う
●デスクワーク以外の場合
・決まった動作や深呼吸してから仕事を始める
・好きな言葉をつぶやく
・恋人からもらったものを触ってから仕事を始める
・スマホの画面に飼っている犬の写真を貼る
どんなことでもかまいません。
仕事を始める前の1秒で自分にスイッチを入れる儀式を作ってみてください。
これだけで仕事の処理スビートは加速していきます。